内科学(腎臓内科学)

 

内科学(腎臓内科学)/腎臓内科学

鶴岡 秀一 大学院教授

腎臓内科学は慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、膠原病による腎障害、遺伝性腎疾患のように腎臓自体に障害を生じるものもあれば、レニン/アンギオテンシン系をはじめとする血圧の問題や二次性の腎病変(たとえば糖尿病腎症)などの他に、水電解質異常にもかかわり内科として多岐にわたる分野である。
 卒前・卒後教育を通じ、指導医とともに以下の目標をクリアできるよう指導を行う。

卒前教育
 5週コースでは、腎臓内科および神経内科各領域の受け持ち患者を各1名担当し、指導下に入院に際しての病歴聴取や基本的な身体所見の取り方、プロブレムリストの作成や検査治療計画の作成などを行う。また、腎生検、内シャント作成術の見学や血液浄化療法のカンファレンスなどにも参加し、見聞を深める。特に、腎代替療法の導入では実際に立ち会ってどのように手技が行われるかを理解する。
 さらに系統講義とは異なり、実際の患者や検査機器、プレパラートなどを用い領域別に学生参加型の講義を行う。

 2週コースでは、受け持ち患者は腎臓内科または神経内科いずれか一方の領域の患者を受け持ち5週コースと同様に病歴聴取や基本的な身体所見の取り方、プロブレムリストの作成や検査治療計画の作成などを行う。また領域別の学生参加型講義は重点領域についてを行う

卒後教育
 卒後研修から後期研修1〜2年目では、急性腎不全、慢性腎不全、糸球体腎炎、ネフローゼ症候群など腎臓疾患全般について診断および治療を行う。
(1) 急性腎不全、慢性腎不全の病態を理解する。
(2) 尿、血液生化学検査の結果を把握し、腎疾患の病態を理解できるようにする。
(3) 腹部CT、腎エコーなどの画像検を読影し診断できるようにする。
(4)腎生検を行い、所見を判断し診断できるようにする。
(5)透析シャントの作成、腹膜透析の導入をできるようにする。
(6)治療計画をたて、実際に治療できるようにする。
 以上を指導医のもとに研修し、教授回診や病棟カンファレンスを行い、見識を深める。
 後期研修3年目には関連病院・派遣病院での研修がおこなわれ初期研修で得た知識、技術を更に深めるため、約1年半前後派遣病院の医長のもとで研修する。
 その後初期派遣が終了して医局に復帰した後、専門研修と内科認定医・専門医の取得に向け研修を行っている。

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