法医学

法医学教室では医学部3年生に対して1コマ90分の講義を32コマ、全日の実習を4回行っている。 
法医学では、司法解剖例を通した様々な実際的問題点の検討が教育上かかせないところであるが、本学には法医剖検施設がなく、他大学施設を借りて行わざるをえない現状にある。そこで、講義では、教授の豊富な解剖経験事例をスライド・VTRなどで提示しながら、実際例を見学できない不利をできるだけ補えるように工夫している。そして、卒業後、死体検案を依頼された際に、事案に適切に対応し、処理できる能力・方法論を学ぶことを実務的な教育目標の一つと考えている。 


また、実習では、自己試料による血液型・唾液型、毛髪・指紋・掌紋などの検査、DNA型検査を含めた血痕の検査などを行う。なお、死亡診断書・死体検案書の記入実習は4学年で行われる。さらに、第2学年での「医事法学」も併せて担当し、学外の一流法律実務家による医学や医療に関係したトピック的裁判事例の紹介や、生命倫理に関する問題など、毎年、新鮮で充実した講義内容を企画している。また、3年次の「基礎配属」には、毎年数種のテーマを提示し、テーマごとに数名の学生を受け入れている。
 
大学院としての卒後教育では、本教室の研究の特色である法医中毒学を中心に、学生のそれぞれの目的(将来法医学者を目指すのか、限定的な研究期間と考えるのかなど)に沿った指導を行っている。
 

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