外科学(心臓血管外科)

 

外科学(心臓血管外科)/心臓血管外科学

新田 隆 大学院教授

心臓血管外科学は、手術の対象となる心臓血管疾患だけでなく、より広く多種類の循環器疾患の病態から治療までを研究する分野です。特に治療手段においては、従来の外科治療方法に留まらず、全く新しい発想あるいは異分野と共同して行うハイブリッド治療が開発されています。iPS細胞などを応用した再生医療は、切除と置換が主たる治療手段であった外科治療の根本的概念を変えようとしています。外科治療の唯一の欠点であった侵襲性にも様々な検討が加えられるようになりました。低侵襲治療には医用工学の協力が不可欠であり、今後さらに発展すると考えられます。


心臓血管外科ではアート(技術)とサイエンスの両方が必要とされますが、アートも実はサイエンスに立脚した普遍的な技術です。職人芸と言われるものにも基礎となるサイエンスがなければ次世代に継承することは困難です。


日本医科大学大学院心臓血管外科学分野では、従来の外科学とは異なり、上述したような未来志向の外科治療学を科学する分野です。最新の医用工学の応用、カテーテルなど他の治療手段との組み合わせ、再生医療や細胞工学の技術の導入などにより、新しい外科治療の領域と可能性を開拓して行きます。

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