本学名誉博士称号をカーティス・ハリス博士に授与いたしました。

日本医科大学大学院は、本学名誉博士称号授与規程に基づき、去る2月28日(月)橘桜会館2階橘桜ホールにおいて、アメリカ国立衛生研究所のカーティス・ハリス博士(Curtis C.Harris,M.D.) に名誉博士称号を授与しました。

※Curtis Harris博士の日本医科大学名誉博士への経緯

ハリス博士は1981年から現在に至るまでメリーランド州ベセスダのNational Cancer Institute(NCI)、Laboratory of Human Carcinogenesisのchiefとして活躍しています。

研究室開設当時は、ヒト正常上皮細胞の培養から発がん研究を始め、とくに、活性酸素によるDNA傷害、がん抑制遺伝子p53遺伝子の研究では世界的に有名です。最近では、マイクロRNA、サイトカインなど慢性炎症のプロセスにおける発がんのメカニズムを中心に幅広く精力的に研究を行っています。NCIの他には、Georgetown 大学医学部腫瘍学のClinical professorを兼任しています。科学雑誌の編集では、CarcinogenesisのEditor-in-chiefを務め、Cancer Researchを含め8つのAssociate editor、22のEditorial Boardを務めています。

本学との関りは深く長年に及んでいます。1983年に前多摩永山病院外科部長の笹島耕二前教授の留学以来、外科学(消化器、一般、乳腺、移植部門)では、宮下正夫教授、松倉則夫前准教授、加藤俊二准教授、萩原信敏助教・医員、赤城一郎先生、内科学(呼吸器、感染、腫瘍部門)では弦間昭彦主任教授、清家正博講師、岡野哲也前講師の合計9名が留学し研究業績をあげています。帰国後は皆それぞれが、本学の教育職に就き、研究、診療に活躍しています。さらに、2003年からはJournal of Nippon Medical SchoolのInternational Advisory Boardを務めるなど、ハリス博士の本学に与えた功績は多大なものであり、日本医科大学名誉博士として推薦されることとなりました。
   

pagetop